相続権が廃除になる条件とは? - こんなときどうする?相続欠格・廃除

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相続権が廃除になる条件とは?

自分の人生の中で、一生懸命働いてくればある程度の財産を所有することになります。
土地家屋や現金、株式など…どの財産も、あなた自身の人生における頑張りを表してくれる大切なものです。
こうした財産というのは、亡くなっても天国へ持っていくことはできません。
そこで考えなくてはならないのが、遺産相続に関する問題です。

人間というのは残念ですが、お金が絡むと人格が変わってしまうということが起こり得ます。
ですから、あなた自身の大切な家族が遺産相続でトラブルになってしまわないように、遺産相続に関する知識をきちんと持つようにしましょう。
そこで今回お伝えしているのが、遺産相続の「相続廃除」についてです。

相続廃除とは、遺産を残す被相続人の意思により相続人の権利である「相続権」を失わせることができる制度のこと。
この制度をしっかり理解しておけば、いくら法定相続人であってもあなたの大切な遺産を渡す必要がなくなります。
ですが、被相続人であるあなたが「この人が気に入らない」などという条件では、相続廃除の対象にはなりません。
相続廃除の対象となる人物というのは、以下のような条件に当てはまる人になります。

・被相続人を虐待、または極度の屈辱を与えた人
・被相続人の財産を不当に処分した人
・ギャンブルなどを繰り返して被相続人に多額の借金を負わせた人
・浪費や犯罪、反社会団体への加入などを繰り返す親不孝行為がある人
・重大な犯罪を起こして有罪判決を受けた人
・不貞行為をする配偶者
・財産目当ての婚姻関係や養子縁組

このような条件に当てはまる人は、被相続人の意思によって相続権が廃除される可能性があります。
もし自分自身の家族にこのような条件に当てはまる人がいる場合には、家庭裁判所で手続きをすると相続廃除することができます。
その手続き方法は、あなた自身が生前に相続廃除の手続きを行うか、遺言に相続廃除の意思を書き残すことで行うことができるのです。
特に遺言書の場合には、その遺言そのものが法的に効力があるものでなければ相続廃除が無効になってしまいますので注意が必要です。