相続欠格になってしまった…相続権って回復できるの? - こんなときどうする?相続欠格・廃除

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相続欠格になってしまった…相続権って回復できるの?

高齢社会になって久しい現代日本。
高齢化が進んだ日本だからこそ起こってしまう悲しい事件やトラブルが毎日メディアのニュースで見られます。
そうした問題というのは、老々介護の問題や遺産相続によるトラブルの話など…自分の周りではなるべく避けたいような問題ばかりです。
ですが、いつどんな時にあなた自身がそうした問題に巻き込まれるかなんて分かりません。
その時が来て焦らなくてもいいように、日頃からそのような問題に対する知識を持つように心がけておくと良いでしょう。

そこで今回は「相続欠格」ということを取り上げてお伝えしています。
相続欠格とは、民法で定められた相続欠格事由に当てはまる人物の相続権を失わせるための制度で、分かりやすくいうと「法律に触れるようなことをした人は遺産をもらえない」という制度です。

しかし、法律に触れるようなことといっても、ただ少し素行が悪い程度では欠格事由に当てはまることはありません。
この場合の相続欠格事由というのは、被相続人の殺害や殺害への加担、また脅迫や詐欺による遺言書の偽造や破棄など…遺産を不正に手に入れるために行動した人に対して当てはまるのです。
ですから、万一この「相続欠格事由」に当てはまってしまうと、被相続人の意思は関係なく強制的に相続権がはく奪されます。

では、一度「相続欠格」となってしまった人の相続権は回復できないのでしょうか?
原則として、一度相続欠格になってしまった場合の相続権は回復できません。
しかし、被相続人が生前のうちに相続欠格事由を許してあげれば、遺産相続とは別の形で相続を受けることができます。
この場合、遺産を受け取れる方法としては、被相続人の生前に遺産を受ける「生前贈与」や、生命保険の受取人指定をしてもらうという方法になります。
ただし、このように被相続人に対してひどいことをした場合に相続権がはく奪されるのですから、それを許してもらい相続権を回復する可能性はかなり低いと言えるでしょう。