知って役立つ!相続欠格や廃除について - こんなときどうする?相続欠格・廃除

知って役立つ!相続欠格や廃除について

今、世の中は空前の「終活」ブーム!
あなたは自分自身の人生の中で「終活」について意識したことがありますか?
終活というのは、自分自身の人生の終わりを「自分らしく」終えるために行う様々な準備のことです。
例えば、自分が入るお墓や骨壺を選んだり、自分自身のお葬式を自分がプロデュースするなど…「終活」と一言で言ってみても本当に様々な活動があります。
最近では、自分が亡くなった後に使う「遺影」を元気なうちに撮影したり、生前葬などを行う人も少なくありません。

老若男女を問わず、多くの人々がそうした終活を熱心に行っている今…終活の中でも特に大切なのが「遺産相続」に関する準備です。
遺産相続というのは、ある程度の財産を所有している人にとって本当に大切なことです。
なぜなら、あなた自身がこの世を去った後に残された家族が財産分与について自分たちで決めていかなくてはならず、そうした場合にはトラブルに発展してしまいがちだからです。
そうしたトラブルを回避するためには、自分の持っている財産をどのように分配するのかを決めておくことは、終活の中でも本当に大切なことだと言えます。

では、財産分与や遺産相続によるトラブルを回避するために必要なものって一体何だと思いますか?
それこそが、今回ここでお伝えしていきたい「遺言」です。
遺言というものは、あなた自身が亡くなった後でもあなたの意思をきちんと伝える大切な書類です。
ですから、遺産相続のトラブルを避けるためにも、またあなたの大切な家族に何を残したいのかを明確にするためにも、自分の「遺言」はきちんとした形式のものを残すべきなのです。
そこで今回は、そうした遺言書を法的に効力のあるきちんとした書類として残すために必要な知識についてお伝えしていきましょう。
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相続において、あなた自身の意思を反映してくれるもの…それは遺言書です。
遺言書には主に「自筆証書遺言」や「公正証書遺言」、そして「秘密証書遺言」という法的に効力が認められる形式の文書で残さなくてはなりません。
そうしないと、いくら遺言書を書き残していても、いざ遺言書を開封してみたら「法的効力がなかった」という事態になってしまうケースもあるのです。
つまり言い換えると、遺言書さえしっかり書き残していれば、残された家族が遺産相続で争うことはない…ということが言えます。

しかし、ここからが大切なことなのですが…遺産相続において「遺言があるにも拘わらず遺産が相続できない」ということが起こる場合があります。
それこそが、今回一番お伝えしたい「相続欠格」や「廃除」というケースです。
このケースに当てはまってしまった遺族は、相続権があってもその相続権が失われ、遺贈分でさえ受け取ることができなくなってしまうのです、
この「相続欠格」や「廃除」とは、どういった事柄なのでしょうか?

遺産相続における「相続欠格」とは、特定の相続人が民法の規定する「相続欠格事由」に当てはまる場合に相続権を失わせる制度のことです。
この場合の欠格事由とは…例えば、財産を持っている被相続人を死亡させた場合や、被相続人の殺害を隠した場合、また被相続人の残した遺言書を偽造したり、偽造させるために脅迫するなどをした場合が当てはまります。
こうした欠格事由に当てはまるような人というのは、当然ながら犯罪に関わった人でもあるので、余程のケースである限りは起こることがないと言えるでしょう。
つまり、相続欠格は法律に触れるようなことをしたため、強制的に相続人の権利を失うことだということを覚えておきましょう。

一方、相続「廃除」というのは、欠格とは少し異なります。
相続廃除とは、被相続人の意思により相続人の権利を失わせることができる制度です。
この制度は、自分自身が「遺産を渡したくない」と思う人物の相続権を取り消すことができる制度ですが、だからと言ってただ単に「嫌いだから」などという理由では相続廃除することはできません。
相続廃除をできる人物というのは、例えば被相続人を虐待していたり、被相続人の財産を不当に処分したり、不貞行為をした配偶者など…あなた自身を生前苦しめたような人物に限定されます。

このような制度を知っておけば、あなた自身が「財産を渡したくない」と思うような親族などへ財産が渡ることを阻止することができます。
きちんと法的な手続きを踏んで、その内容も遺言書に盛り込んでおけば安心ですから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、相続欠格というのは一度受けてしまうと撤回がきかない制度ですが、相続廃除であれば被相続人の取り消し手続きによって、相続権を回復することができます。
このこともぜひ参考にしてくださいね。

このように、人間というのは財産が絡んでくると、どうしても目先の利益が優先されてしまうためトラブルに発展してしまうのです。
そういったことでなくても、親族の中には以前から素行が悪い人もいたりするものなのではないでしょうか。
そういった人に遺産が渡ることで起こるトラブルを回避するために「相続欠格」や「廃除」があるのです。
「あなたは、自分の築いてきた財産を誰に残していきたいですか?」
このことを、この機会にぜひ真剣に考えてみてくださいね。